日本触媒

BioJapan 2024 出展のご報告

イベント

日本触媒 健康・医療事業室は、10月9日(水)からパシフィコ横浜で開催されたBioJapan 2024に出展してまいりました。
今年のBioJapanは、3日間で約18,000名の来場があり、日本触媒のブースや出展者プレゼンテーションには500名を越える皆さまにお立ち寄り頂くことができました。

BioJapanへの出展は、今回で3回目となります。
ブース出展を重ねるごとに、既にお取り引きいただいている方や、当社の中分子原薬の受託製造、DDS技術などの、医薬品開発支援に新しく興味を持って下さる方など、お立ち寄りくださる方が増えてきました。 本当にありがとうございました。

BioJapanとは?

展示・セミナー・パートナリングで構成されるアジア最大級のパートナリングイベントです。世界で最も歴史のあるバイオテクノロジー展「BioJapan」をはじめ、「再生医療JAPAN」、「healthTECH JAPAN」の3展が同時に開催されます。
なかでもパートナリングは国内外の企業・スタートアップ・アカデミア・研究機関から多数の参加があり、活気ある商談が進められています。 次回、参加をご希望の方には、招待状をお送りしますのでお気軽にご連絡ください。

出展者プレゼンテーション

今回は、展示ホールにてDDSの研究者によるプレゼンテーションを行いました。
タイトルは「中分子原薬CDMOのDDS技術開発:標的へのsiRNA送達を革新するカチオン性ペプチドおよびmRNA-LNPの発現を向上させる新規DDSポリマー」です。
日本触媒では、中分子医薬品に不可欠なドラッグデリバリーシステム(DDS)の技術開発を進めています。
プレゼンテーションでは、日本触媒の誇る革新的なDDS技術として、「Fol-Dab8」「PGLMMA」の2つを主に紹介しました。

展示ブース

展示ブースでは、医薬品開発支援として中分子医薬に不可欠であるDDS技術の開発と、中分子原薬(オリゴ核酸、ペプチド)の受託製造サービスについてご紹介しました。

中分子医薬に不可欠である DDS 技術の開発について LED パネルを使ってご紹介しました。
それぞれサンプルのご提供が可能です。下記のお問い合わせよりご連絡ください。

■ Fol-Dab8

葉酸リガンドを導入したカチオン性ペプチド。
siRNAと複合体を形成することで標的がん組織へsiRNAを選択的に送達することができます。

■ PGLMMA

DDS用ポリマーやコーティング剤としても広く用いられることを目標に開発した新規生体適合性ポリマー。本ポリマーは、mRNA医薬で用いられるPEG修飾脂質ナノ粒子(LNP)製剤の課題(免疫原性、細胞への難透過性)を解決し、かつ遺伝子発現を向上させるというデータが得られています。

■ ヘテロ2本鎖核酸

ヘテロ2本鎖核酸(HDO)は、アンチセンス鎖と、それと相補的なキャリアー鎖との2本鎖で構成される人工機能核酸です。
HDO技術は従来の核酸医薬(アンチセンス核酸、siRNA)と異なる新しい分子構造・作用機序を有する第3の核酸医薬として注目されています。
BioJapanでは、HDOの開発元であるレナセラピューティクス社も出展しており、技術的な質問にお答えいただきました。

※レナセラピューティクス社は日本触媒の子会社です。

中分子原薬の供給について、大型パネルを用いて説明をいたしました。日本触媒では中分子原薬(オリゴ核酸・ペプチド)の開発受託製造(CDMO)サービスを提供しています。探索段階の医薬品候補化合物の合成から臨床試験以降のGMP製造までワンストップで対応、創薬の初期~上市までの原薬製造を一貫してサポートいたします。ブースでは、核酸合成、ペプチド合成の研究者が待機し、あらゆるご質問にお答えいたしました。

日本触媒のオリゴ核酸・ペプチド原薬の受託製造(CDMO)は図をクリック↓

日本触媒は誠実に着実にお客様のご要望にお応えすることで評価をいただいております。
新しい医薬品をいち早く患者さんにお届けするために、開発者の皆さまと並走しながらサポートいたします。
ご相談、ご質問はいつでも歓迎しています!
下記お問い合わせよりお気軽にご連絡ください