日本触媒

医薬品開発支援

Our Services

  • [DDS]
    siRNAを送達するペプチド【Fol-Dab8】
    膵がん等へsiRNAを選択的に届けるDDS技術

    リガンドとして葉酸を結合したカチオン性ペプチド(Fol-Dab8)は、siRNAと複合体を形成することでsiRNAの安定性を向上し、葉酸受容体が高発現している組織(膵がん等)にsiRNAを選択的に送達可能なDDS技術です。
    お客様のご希望配列のsiRNAとFol-Dab8の複合体を提供するサービスを開始しています。
    ※本技術は、 東京理科大学の和田 猛先生と高知大学の谷内 恵介先生により開発された技術です。
    ※Fol-Dab8は、葉酸(Folate)がリンカーを介して結合した2,4-ジアミノ酪酸(Diaminobutyric acid)8量体の略称です。

  • [DDS]
    新規生体適合性ポリマー【PGLMMA】
    ポリエチレングリコールの懸念点を払拭

    DDS用ポリマー、コーティング剤として広く用いられているポリエチレングリコール(PEG)の懸念点を払拭することを目標に、新しいポリマー【PGLMMA】を開発しています。
    【PGLMMA】の特性を活かし、DDSやその他の用途に革新的なソリューションを提供します。
    ※PGLMMA は、poly(glycerol monomethacrylate)の略称です。

  • HDO(ヘテロ2本鎖核酸)

    ヘテロ2本鎖核酸(HDO)は、アンチセンス鎖(DNA、Gapmer、PMOなど)と、それと相補的なキャリアー鎖(RNA鎖)との2本鎖で構成される人工機能核酸です。HDO技術は従来の核酸医薬(アンチセンス核酸、siRNA)と異なる新しい分子構造・作用機序を有する第3の核酸医薬として注目されています。アンチセンス核酸の有効性を向上することが可能です。また、特定の受容体に特異的に結合するリガンド(Ligand)をキャリアー鎖に結合することでターゲットとなる疾患部位への送達が可能です。

    • レナセラピューティクス株式会社では、東京科学大学の横田 隆徳先生と大阪大学の小比賀 聡先生により開発されたHDOを基盤技術としています
    • レナセラピューティクス株式会社は日本触媒の子会社です
  • ボラノホスフェート核酸

    従来のホスホロチオエート核酸に代わる新しい構造のボラノホスフェート核酸の化学合成技術の開発と、実用的製法の開発を行っています。

  • ヒト型糖鎖修飾による酵素医薬品

    位置選択的にヒト型糖鎖が修飾された均一構造を有する糖鎖修飾酵素であり、適切な細胞や細胞内小器官への送達、安定した薬理効果等が期待できます。本技術は株式会社糖鎖工学研究所との共同研究成果です。

    糖鎖構造が制御された
    糖タンパク質